東京・新川でビル外壁崩落!重軽傷者2名!!
投稿日:2005年06月16日 作成者:瀬下義浩 (2389 ヒット)
6月14日の報道によりますと、東京都中央区新川のオフィスビル斜壁が崩落し、重軽傷者2名を出しました。
築15年の地上8階地下1階建てのビルで、斜壁をを含み全面深目地タイル張りの建物とのことです。
崩落したのは4~5階部分の斜壁で、縦約5メートル、横約7メートルの範囲にわたって滑落した模様。
当事務所の見解による原因と思われることは、次の事由です。
1. 斜壁部位がタイル張りであり、一般壁よりも早期の改修工事周期であったか。
2. タイルの張り付けモルタルが、斜壁という理由であるからか、通常(約30mm)よりもかなり厚く塗られており、その重量に耐えかねた。
3. 張り付けモルタルの下にアスファルト系と思われる防水層があり、モルタルとの接着は疑問。
しっかりした管理会社であれば竣工15年も経過する前に、当然改修工事を提案されまるはずですし、それ以前に長期修繕計画が存在したはずです。